冬の風、ハートひとつ、ナツロス
久しぶりに、駿府城公園を散歩した。
お気に入りのプラタナスに会うためだ。
樹皮と葉には、これまでも触れてきたけれど、
実を見るのは、ずいぶん久しぶりだった気がする。
プラタナスの枯葉が舞う、冬の園路。
歩きながら、ふと中学二年の頃を思い出した。
クラス全員で歌わされた合唱曲。
課題曲は、はしだのりひことシューベルツの「風」──。最後の「歩くんだー」だけ、
なぜかワンオクターブ上げる謎アレンジ。
そこで曲が終わってしまうのである。
原曲は、実はまだ続いていて、
そこには風が吹いているだけー、
最後には吹いているだけーの
フェードアウトで終わる曲だった。
途中で略して終わるのが、どうしても好きになれなくて、
その部分だけ、引き続きそっと声をだした。
みんなの歌声の中で、
途中で略して終わるのが、どうしても好きになれなくて、
その部分だけ、引き続きそっと声をだした。
みんなの歌声の中で、
一人だけ続きを歌い、フェードアウトする感覚。
今もプラタナスを見上げながら、
あのときの自分と、冬の風が少し重なった気がした。駿府城公園から、青葉シンボルロードへ。
イルミネーションのテーマは、今年もハートだった。
クラブにもならず、ダイヤにもならず、
もちろんスペードでもない。
――来年も、再来年も、
この街はずっとトランプカードのハートなのだろうか。
どうせなら、思い切って原色の
美しい花札にしてくれたらいいのに、などと考える。
猪鹿蝶。
もっとも、そんな願いは、たぶん
軽くシカトされるのだろうけれど。ハートといえば。
今年の夏、カーラジオからふいに流れてきた曲があった。
正直、何を言っているのかは、よくわからなかった。
脳の加齢のせいかもしれない。
でも、ユニゾンではなかった。
ソロの声だった。
それだけで、十分だった。
あとで調べたら、
甲田まひるの「ナツロス」という曲らしい。
顔もタイプだった。
おじさんなので、これ以上は
モザイク猪鹿蝶で。
──今年最後のブログ更新。
夏の名残を、冬にひとつ置いておく。
今もプラタナスを見上げながら、
あのときの自分と、冬の風が少し重なった気がした。駿府城公園から、青葉シンボルロードへ。
イルミネーションのテーマは、今年もハートだった。
クラブにもならず、ダイヤにもならず、
もちろんスペードでもない。
――来年も、再来年も、
この街はずっとトランプカードのハートなのだろうか。
どうせなら、思い切って原色の
美しい花札にしてくれたらいいのに、などと考える。
猪鹿蝶。
もっとも、そんな願いは、たぶん
軽くシカトされるのだろうけれど。ハートといえば。
今年の夏、カーラジオからふいに流れてきた曲があった。
正直、何を言っているのかは、よくわからなかった。
脳の加齢のせいかもしれない。
でも、ユニゾンではなかった。
ソロの声だった。
それだけで、十分だった。
あとで調べたら、
甲田まひるの「ナツロス」という曲らしい。
顔もタイプだった。
おじさんなので、これ以上は
モザイク猪鹿蝶で。
──今年最後のブログ更新。
夏の名残を、冬にひとつ置いておく。
ラベル: お散歩写真機


