6/03/2024

グソクムズ「ガーリーボーイ」


   今日は、久しぶりにここをメモ帳代わりにしている。
特別に言いたいことがあるわけではない。

ただ、あれから、空腹になると少し妙な
感覚を覚えるようになった。
下腹部の奥を、内側からきゅっと掴まれるような感じ。
あるいは一瞬、呼吸が止まるような感覚。
書きようによっては不快に聞こえるが、実際には
そうでもない。
むしろ、感覚が研ぎ澄まされるようなところがある。

部屋の音環境を変えたせいかもしれない。
低音がよく出るように整えた結果、
気づけば、スピーカーは九台になっていた。
音が、床や壁を伝うというより、
身体の中心を直接叩いてくる。

その状態で、radikoを流していた。
私が昔から好んでいる、少し古風な媒体だ。
偶然か、運がよかったのか、
そこで一曲、強く引っかかるものに出会った。
グソクムズの「ガーリーボーイ」─。
昭和のフォークソングを思わせる、
切なくて、どこか懐かしい曲だった。
一度聴いただけで、これは忘れたくないと思った。
だから、こうして記している。

この曲を九台のスピーカーで同時に鳴らすと、
自室が小さなライブハウスのようになる。
音量の問題ではなく、音の密度の話だ。
身体の内側が、静かに満たされていく。

耳から入る感覚は、思っている以上に人に作用する。
気分が少し持ち上がり、
夜の時間が、過剰に重たくならずに済む。

最近は、そういう瞬間があれば十分だと思うようになった。
何かを劇的に変えなくてもいい。
ただ、無事に一日を終えられれば、それでいい。

今は、グソクムズの「ガーリーボーイ」を流しながら、
腹に響く低音を確かめている。
それだけで、今日は十分だ。

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