9/11/2021

ペンを持つ、そして写真を縮める


   久しぶりにブログを書こうとすると、
文章以前に、手が止まる。
どう書いていたのかよりも、
どんな順番でやっていたのかを、
身体のほうが覚えていなかった。

写真を添えようとして、思い出す。
そうだった、これでは受け付けられない。
大きすぎる、らしい。

最近のスマートフォンは、
こちらの都合などお構いなしに、
やたらと精細な記録を残してくれる。

きれいではある。
ただ、そのぶん、扱う側の手間が増える。

結局、パソコンを立ち上げて、
写真をひと回り小さくする。
一枚ならまだいい。
何枚も続くと、「書く前の準備」が、
静かに面倒へと傾いていく。

──少し遠回りをした。

七月、縁あってカメラを手に入れた。
ペン、といっても書くほうではない。
オリンパスのPENシリーズだ。

街でよく見かけるし、
若い女性に人気の型らしい。
だが、軽い。
肩がこらない。
それだけで、こちらとしては十分だった。

欠点がないわけではない。
ファインダーはなく、端子も少し古い。
けれど、不満として数え上げるほどでもない。
いずれ、ちゃんと覗ける後継機が出たら、
そのときに考えればいい。

当面は、このペンで撮る。
撮って、縮めて、載せる。
写真を少し小さくする作業も、
いまはまだ、この道具と

付き合い始めた証拠として、受け入れている。

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