わりとどうでもいい
最近のSNSは、
写真と加工でほぼ出来上がっている。
言葉が遊んでいた頃の気配は、
もう遠い昔のものらしい。
タイムラインを流れてくるのは、
飲み物と惣菜と、
それに添えられた短い合図のような言葉。
意味がないわけじゃないけれど、
こちらが何か返す余地もあまりない。
知り合いであればあるほど、反応に困る。
「晩酌なう」と書かれた一枚の写真に、
その先の話は用意されていない。
ただ「今」だけが投げられてくる。
どうやら、
言葉より写真のほうが通じる時代らしい。
気づけば、
戸惑っているのは年寄りの側だった。
正直なところ、
最近のネットには少し疲れている。
それでも、
「割とどうでもいい」という言い回しだけは、
まだ信用している。
強く肯定もしないし、
わざわざ否定もしない。
関わりすぎず、
突き放しすぎない距離。
「いいね!」だけじゃなく、
「よくないね!」も選べる時代が来たとしても、
たぶん僕は、どちらも押さない。
わりとどうでもいい。
そのくらいの温度で、
まだ言葉と付き合っていたい。
ラベル: 長い文章

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