8/14/2013

キーボードの余白、都市の断片


   LINEタイムラインという小さな窓に、
言葉を差し込むことはできる。
ただし、長居はできない。

最大1,000文字。
描写が少し続くだけで、すぐに溢れてしまう。
凝った文章には、あまり向いていない場所だ。

それは、波風を立てないための仕様なのだろう。
言葉が深く潜らず、
水面のあたりで静かに消えていくような設計。

スマートフォンの入力環境もずいぶん整い、
もうPCがなくても書ける時代になった。
指先だけで、だいたいのことは済んでしまう。

それでも、僕にとって
「書く」という行為は、
やはりPCのキーボードから始まる。

打鍵するたび、
都市の余白に音が落ちていくような感覚がある。

本当は、この文章も
LINEのタイムラインに流してしまおうかと思った。
けれど、更新が重なれば、
迷惑だと思われるかもしれない。

そう考えた瞬間、
長らく放置していたAmebaブログの存在が、
ふと頭をよぎった。

そして今日、静かに再開する。

乾いた都市の断片を拾い集めるように、
僕はまた、ここに言葉を置いていく。

キーボードの余白に、
音のしない文章を。

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