5/11/2013

ウェブ日記……書かない人、増えたなぁ


   某SNSを眺めていて、
そんなことを思った。

みんな、つぶやきばかりだ。
短くて、オチもなくて、
その代わりを
コメント欄で友人が補っている。

その会話のキャッチボールで
塗りつぶされた光景は、
今日の、僕の住む街の天気と
よく似ている。
どんよりとして、
なんとなく物憂い。

どこかのまとめによると、
長文を書く人間は
「イタい」らしい。

そういえば、
六年ほど前。
珍しく、現実世界でも
男女問わず人と関わり、
SNSらしいことをしていた頃は、
みんな日記を書いていた。

その頃、
僕の日記は決まって言われた。

「長い」

ずいぶん雑な扱いだと、
当時は腹を立てたものだ。

でも今となっては、
オチも余白もなくなった
今のSNSに比べれば、
あの頃の文句さえ
どこか懐かしい。

今日は通院のため、
傘を片手に、
過疎化の進む静岡の街を
三時間ほど歩いた。

雨は容赦なく、
防水スプレーをかけた
黒いスニーカーも、
結局は役に立たず、
靴下までぐしょぐしょだ。

不快だった。
足元だけでなく、
身体ぜんぶが。

ネットだけでなく、
街にも、どうやら居場所はない。

そう思いながらも、
生きようとする力は
まだ残っているらしい。

二週間後には、
消化器系の精密検査が待っている。

……というわけで、
久しぶりに
世界まる見え日記を書いてみた。

オチはない。

まあ、
そんなものだ。

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