音を楽しめないCDと、僕の不協和音
二年ぶりに、CDを買った。
最後に買ったのは2010年、
濱崎歩のアルバムだった。
それ以来、音楽は画面の向こうに流れ、
円盤を手に取ることはなくなった。
今回のCDは、
音を楽しむためのものではない。
むしろ、音に怯える者のための訓練用だ。
我が家の柴犬は、雑音に弱い。
とりわけ、花火の音をひどく怖がる。
だから、このCDを使って、
少しずつ慣らしていくつもりだった。
収録されているのは、
爆音、金属音、叫び声。
人間にとっても、決して心地よいものではない。
不快感だけを集めたような音だ。
音を楽しめないCD。
そして、人生を楽しめない僕。
そんなふうに思ってしまうのは、
きっと、このCDのせいだけではない。
それでも、
柴犬が少しでも安心して眠れるようになるなら、
この不協和音にも、
意味はあるのだと思いたい。
ラベル: 日記

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