OS X Mountain Lionを導入した日
OS X Mountain Lionを導入した。
ダウンロードバーが進むのを、
特に何をするでもなく眺めていた。
ジョブズ亡き後のAppleについて、考えないわけではない。
不安がないと言えば嘘になる。
革新というより、更新を続ける企業になった――
そんな印象を持つこともある。
それでも使い続けている。
思い返すと、選択の理由はいつも合理的ではなかった。
効率や正解よりも、手に馴染むかどうか。
自分の感覚に合うかどうか。
その基準で、いろいろなものを選んできた。
年を重ねるにつれ、事情は変わった。
体力も時間も限られ、
無理をすること自体が、だんだん
現実的ではなくなってきた。
素直になる、というのは
流されることとは少し違う。
諦めたわけでもなく、
ただ、使う力の配分を変えただけだ。
AndroidやWindowsにも魅力はある。
完成度という意味では、
むしろ優れている部分も多い。
それでも、当分はAppleを使い続けるだろう。
理由は単純で、慣れているからだ。
それ以上でも、それ以下でもない。
Mountain Lionの導入は、
単なるOSの更新というより、
自分のそうした癖を、あらためて確認する時間だった。
先のことは分からない。
選択が裏目に出ることも、きっとある。
それでも今は、
これでいいと思っている。
ラベル: 長い文章

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