Facebookという場所
Facebookは、
本来は気の置けない人たちと
静かに近況をやり取りするための場所だったはずだ、
と、僕はどこかで思っている。
ところが実際に流れてくるのは、
驚くほど無難な投稿ばかりだ。
外食の写真。
当たり障りのない料理。
感想は控えめで、
失敗も癖も、きれいに切り落とされている。
上品、と言えばそうなのかもしれない。
けれど、
偶然入った店で思いがけず当たりだった、
あの感じとも違う。
最初から「安全な一枚」だけを
取りに行っているように見える。
もう少しはみ出してもいいのに、と思う。
失敗でも、勘違いでも、
その人らしさが滲むほうが、
よほど親しみは湧く。
とはいえ、
そんなことをわざわざ書き立てるのも、
きっと同じくらい野暮なのだろう。
「どこがいい?」と他人に投げる前に、
自分で決めればいい。
つまらないと思ったなら、
黙って距離を取ればいい。
そう分かっているから、
僕は今日も、
何も書かずに画面を閉じる。
ラベル: 長い文章

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