8/19/2012

フォトセラピーの帰り道


   毒素を抜いた身体は、
気のせいか、少しだけ軽い。

エステティックサロンで
フォトセラピーを浴びた帰り道、
その軽さを確かめるように、
七間町のバーミヤンに入った。

ファミレスは、ちょうどいい距離を保ってくれる。
誰も干渉せず、
こちらも誰も気にしなくていい。

ただし、サイゼリヤは除く。
あの「また来たのか」という空気だけは、
どうにも苦手だった。

バーミヤンのメニューには、
料理より先に文章がある。
僕は、その文章を読む。

この日、目に留まったのは
夏限定の一品だった。

豆乳仕立ての
まろやか仕立ての
冷やし担々麺。

「仕立て」が二度出てくるところに、
妙な力の入れ方を感じる。

普段、麺類はあまり選ばない。
それでもこの日は、注文した。
豆乳という言葉が、
フォトセラピーの余韻に
うまく重なったのかもしれない。

しかも、この麺を頼むと
麦酒が少し安くなる。

冷やし担々麺は、
想像していたほど重くなかった。
口当たりは軽く、
豆乳のせいか、どこか丸い。

麦酒はサッポロのビヤマイスター。
店長が資格を取ったらしいが、
泣けるほど旨い、というわけではない。

それでも、
昼下がりの一杯としては十分だった。

2012年7月14日。
フォトセラピーの帰り道に、
冷やし担々麺と麦酒。

七間町のバーミヤンは、
その組み合わせを
何事もなかったように受け止めていた。

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