4/08/2012

重さと喜びのあいだで──iPadとの静かな日々


   新しいiPadを手に入れた。
Wi-Fiモデル、64GB。

箱を開けるときの感覚には、いまだに慣れない。
大げさな興奮ではないが、
確かに気分は少しだけ上向く。

Wi-Fiの感度がどうこう、そんな話も見かける。
だが、EMOBILEの電波は安定しているし、
画面の美しさには素直に感心した。

指でなぞると、表示が遅れずについてくる。
紙ともガラスとも違うが、使っていて違和感はない。

iPhoneと比べれば、アプリの数はまだ少ない。
できることも限られている。

それに、長く手に持っていると、
重さがじわじわ効いてくる。
これは欠点というより、
使い方を選ばせる重さだと思う。

テーブルに置いて使うと、途端に落ち着く。
iPadは、手に持つより、
置いて使う道具なのだろう。

バッテリーはよく持つ。
一日中使っても、こちらが気にしなければ、
向こうも何も言わない。

静かな端末だ。

特別なことは起きない。
だが、何もしない時間を邪魔しない。

それだけで、道具としては、
十分に価値がある。

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