「初夢の断片、夜更けの更新」——眠りの境界で見たもの
初夢というのは、いつの夢を指すのだろう。
元日と二日のあいだ──と昔は信じていたが、
今となっては眠りの深さのほうが
よほど当てになる気もする。
レム睡眠の境目に差しかかっていたのだろう。
さっき見た夢は、輪郭だけが浮いたままで、
誰の顔も結ばれなかった。
呼びかけても言葉は届かず、
場面だけが静かに入れ替わってゆく。
夢のくせに、どこか他人行儀だ。
深夜の部屋は、冷めた水のように静かだ。
その中で、ウェブログをひらき、
行き場のない気分をそっと落としてみる。
読まれるかどうかなど、いまはどうでもいい。
これは初夢の記録というより、
眠りの縁に引っかかった影のようなものだ。
夢は選べない。
けれど、言葉は選べる。
ただそれだけを頼りに、書きとめておく。
どこかに届くかどうかは──
夜明けの明るさよりも曖昧なまま。
ラベル: 日記

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