8/14/2011

中年と少女とのひとコマ


   昼間の出来事が、
人生を少しだけ書き換えることがある。

そんな可能性があるなら、
夜に金を使い続ける必要はなかったのかもしれない。

けれど、
夜の商売女性と過ごす時間は、
安全で、予測可能で、
感情を使わずに済む。

その夜も、
いつもどおりになるはずだった。

少女と別れ、
ひとりになる。
その軽さを、
この日は感じられなかった。

酒を飲んだ。
量は覚えていない。
歩くのがつらくなり、
座り込んだ。

昼間に感じたぬくもりとは違う、
焼けるようなアスファルトに
身体を預けた。

店の中で、
年齢相応とは言えない姿をさらした。

帰宅した。
吐いた。
眠れなかった。
不快感だけが残った。

暗い日記が続いているから、
気分転換に書いたわけではない。

ただ、
そうなった。

この夏は、
もう少し続きがありそうだ。

「なるようにしかならない」

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