久しぶりの更新
気がつけば、4月3日を最後に、
ここをまったく触っていなかった。
季節が変わっても、日々は淡々と続いていて、
ただ、更新する気になれなかっただけだ。
それでも、この三ヶ月のあいだに、
いくつかの出来事があった。
その中でも、ひとつだけ、
決定的なことがある。
2月21日。あの日、
我が家の「お屋形様」──
北海道犬のコロが、
十四年と十一ヶ月の生を終えた。
別れの予兆も、それらしい前触れもなかった。
静かな顔をしたまま、音もなく、
ひとりで逝った。
気配だけが、すっと引いていくようだった。
その夜、指を少し震わせながら、
mixiに短い報告を書いた。
□-□-□-□-□-□-□-□-□-□
報告(2010年2月21日18時27分)
さきほど、我が家の象徴だった
北海道犬・コロが旅立ちました。
驚くほど静かで、
まるで姿を隠しただけのようでした。
負担をかけまいとしたのか、
スッと黙って、
芝居のラストのように逝きました。
去り際まで、たいした役者でした。
□-□-□-□-□-□-□-□-□-□
それからも日々は続いている。
けれど、コロのいた場所は
いまも空白のままだ。
そこは小さな祭壇になった。
お香の煙が細く立ち、
生前好きだったものを少しだけ置いている。
家に来たばかりの頃で、
まだ顔にあどけなさが残っている。
次は、2010年2月13日。
亡くなる一週間ほど前のものだ。不思議なことに、最後の顔は
最初のそれに似ていた。
年老いたというより、
何かを脱ぎ捨てたあとのような顔だった。
こうして書いてみても、
喪失というものは、
そう簡単に風化してはいかないらしい。
ラベル: 日記




<< ホーム