G(e)REEアンド腹痛(下痢と腹痛から学ぶ人生)
1
それは入浴中にトツゼン起こった。
あまりにトツゼンに…。
激しすぎる便意という症状に、
一時は浴室をブラウン
12トーンに染めあげてもいいや…と、
投げやりな態度になったが、
そういう何事にも忍耐に
欠けるというか、
我慢強くない自分の性格を自覚。
それに嫌気がさしていただけに、
なんとか場違いなゲリラ豪雨と
いう行為は思いとどまった。
入浴前の無気力から考えて、
せっかく全身をキレイにしたのに
その後の排便はすごくもったいないという
前向きな気持ちが生まれたのも不思議。
2
今日のこの不測の
事態が起こるまでの僕は、休日にもかかわらず、
ためいきばかりついているという有様であった。
このところ悩むことが
趣味と言えるくらいに、あれもこれもいろんな
分野からひっぱりだして、
すべてに悲観して「はぁ…」である。
が、この下痢と腹痛との出会いが僕を変えた。
浴室での清めの作業を一時中断し、
身体をタオルでせっせとふいて、
そしてわざわざブリーフをはいて、
浴室から徒歩で5秒も
かからないトイレに行くという姿を、
今しみじみ思い出すと、
ぁぁ…僕ってダンディズムの塊ぢゃん。
…って、少し自分自身が好きになれた。
下痢と腹痛が僕を救ってくれたというか、
下痢と腹痛が無気力な僕に、
何かに夢中になることの
大事さを教えてくれた。
3
下痢と腹痛ってヤツは時に厳しくもあるが、
寄せては返すという波みたいに
「間」をおいてくれるやさしさがある。
「粗相してはダメなんだよ!!」
そう教えてくれてるのかもしれない。
便器に腰掛けるまでの、
あの一途すぎるというか
無我夢中な行動を、これからまたむなしさに
負けそうになりそうな時に思い出して、
今日もセイイッパイ生きていこうと思う。
ラベル: 長い文章

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